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ISBN 10 : 4896943783

Content Description
「中世の秋」の街頭風景は、ほんとうはどれくらい「女の顔」をしていたのだろう?
未曾有の経済的繁栄を背景に活気づく中世後期のネーデルラント諸都市で、女性たちはいかに生を享け、愛を育み、結婚し/あるいは結婚せず、地道に働く、信心や技芸に没頭する、投資・蓄財にはげむ‥‥などなど、それぞれの人生と向き合ったすえに、どのような老後を迎えていたのだろうか。都市に蓄積された厖大な史料を丹念に掘り起こし、商人、職人、投資家、芸術家、ベギン、娼婦など、
さまざまな立場の名もなき女性たちの肉声を「聞き書き」さながらに再現、女性にとって暗い時代とされることが多い西欧中世のイメージを覆してみせ、女性史研究に新地平をひらいた画期的論考の全訳。図版多数。
【著者紹介】
アンドレア・バルディン : 1991年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学研究員。中世後期ネーデルラントの社会史・ジェンダー史、とくに男女間の経済格差や分業、夫婦間の力関係について研究している
シャネル・ドゥラメイユール : 1992年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学コルトレイク校中世史部門講師。中世後期ネーデルラントにおける結婚をめぐる紛争やパートナーの選択を研究対象とする
イェレ・ハーメルス : 1980年生まれ。ルーヴェン・カトリック大学教授。中世後期南ネーデルラント都市の社会史・政治史を専門とする
青谷秀紀 : 1972年生まれ。明治大学文学部教授。中世ネーデルラント都市史やブルゴーニュ公国史、近代ベルギー史学史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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