わくわくK-POPランド - 第九回：超コラボレーション。

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HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が K-POP にハマったら？

HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」編集プロデューサーの前川洋子が、社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤー・寺町知秀にとっておきのK-POPをレコメンド。果たして寺町知秀の反応は？

第九回　超コラボレーション。

前川：K-POPが好きといえば「どのグループが好き？」って聞かれがちなんだけど、もちろん好きなグループもいるけど、所属のレーベル･事務所･グループを超えたコラボで良いのがいっぱいあるからそれもすきな理由なんだよね〜。

寺町：たしかに。何回か前の LeellamarzとMEENOIのコラボ曲も良かったな。

前川：連載第5回に登場した「내일 얘기해 」だね。曲も良いし、本人登場の制服MVも面白かったよね。今日はいい感じのコラボ曲を紹介するよ。　

寺町：まいどおおきにです！

BE‘O, Paul Blanco /「Baby」「Summer」

前川：一組目はBE’OとPaul Blanco。1曲目は「Baby」、2曲目は「Summer」。ポール・ブランコの第一声を聴いて。

寺町：ポール・ブランコの甘〜い歌声めっちゃいいね！ルックスも好感。

前川：美声が活きる少ない音数のトラックがまた心地いい。

寺町：うん、気持ちいい...。「Summer」のトロピカルなサウンドメイキングも良き。夏のキラキラ感！

前川：ポール･ブランコの美声に対してビオの 透明感ある声がいい。掛け合いのバランス最高！どちらもラッパーとして韓国HIPHOPシーンで活躍中。

寺町：ポールにインスパイアされてビオの繊細な表現もより引き出されてるよね。ポールの英語がすごいスムーズかと思ったら韓国系カナダ国籍なんだね。他の曲も聴いてみよ。

ZICO /「SPOT! (feat. JENNIE)」

前川：二組目はZICO「SPOT! (feat. JENNIE)」。前回もう聴いてたけど、どう？

寺町：ジコは今の韓国ストリートのど真ん中って感じで勢いあるっすよね。ジェニもそれにパワフルに応えてる。

前川：ジコもジェニもそれぞれBlock B、BLACKPINKという超人気グループの一員でありつつもソロの活躍も目覚ましく、ソロMV動画で YouTube 再生回数1億超えのトップランナー同士。第一報から期待しかなかったけど、期待超えたよね！

寺町：1億再生超えはスゴイってやつね。

前川：歌詞は計画無くドレスコードも無くカジュアルに集まったパーティの出来事が描かれているんだけど、MVは歌詞そのままの、ゆるめのパーティ感がたっぷり。服装も場所も振り付けもフリーダム！

寺町：フリーダム！US HIPHOP/R&Bからの影響をダイレクトに受けつつもオリジナルなものにしてるし、スキルフルだしね。

RM /「Come back to me」

前川：三組目はRM「Come back to me」。2022年発表の1枚目『Indigo』に続く5月リリースの2nd Solo Album『Right Place, Wrong Person』の収録曲。耳鳴りみたいな音からの控えめなアコギ、そして口笛、内向的にボソボソと歌うRM。良すぎる！

寺町：このコーナー、BTSからはSUGAに続いて2人目の登場かな。RMの歌声、少々ダーク＆ゴシックで抑えが効いててめちゃ良いっすねー。

前川：作詞はRM、作曲と編曲は韓国の素晴らしいバンド HYUKOHのフロントマン、オ･ヒョク。世界的なスーパースターグループBTSのリーダーであるRMの悲壮美が溢れるワードと、オ･ヒョクの独特のサウンドが融合して世界中に聴かれてると思うと震えます。

寺町： HYUKOHのオ・ヒョク作なんだ。HYUKOHは今活動休止してる？デビュー時は韓国インディシーンの新鋭として騒がれたよね。

前川：もともと積極的に音盤を出すグループじゃないけど、どうなんだろうね 。HYUKOH も新録、期待するよね。RMは他の曲もぶっ飛んでて寺町さん大満足まちがいなしなのでアルバムで聴いて！あー！もう枠が無い。続きは来月ね！

わくわくK-POPランド 連載中

「K-POPランド」は、HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」でも連載中

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